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【オークス(日曜=24日、東京芝2400メートル):美浦=桜花賞大敗ルージュバックに逆襲あるのか(2)】1600メートルから2400メートルへ。桜花賞からの一気の距離延長がオークスを解く大きなテーマのひとつだ。ルージュバックの桜花賞9着からの逆襲には、この距離延長が優位に働くことが絶対条件。果たして血統からのアプローチでその裏付けは得られるのか!?
結論をストレートに言わせてもらえばルージュバックに距離の不安はまったくない。2歳時の百日草特別(東京芝2000メートル)レコード勝ちの実績はもちろん、血統背景をチェックしても距離の壁が存在する要素がどこにも見当たらないのだ。
父マンハッタンカフェはサンデーサイレンス系きっての長距離砲で、種牡馬としても2009年にレッドディザイア(秋華賞)、ジョーカプチーノ(NHKマイルC)らの活躍によって全日本リーディングサイアーの座を獲得。その後も5→5→9→7→8位とシングルをキープし続けている。
最大の強みは何といっても優秀な牝系だろう。近親にブエナビスタらがいる牝系は“独血統”らしく成長力、底力に優れているのだ。ただし、重厚な血はともすると鈍重で仕上げに手間取る産駒を出しがち。それを避けるために配合にはひと工夫が必要になってくる。つまり“重軽”のバランスを取るために、交配相手には軽い血を持ってくるのだ。
改めてルージュバックの母系に注目すると、母はオーサムアゲインの代表産駒の一頭でもあるジンジャーパンチ(07年エクリプス賞最優秀古馬牝馬)。スピードとパワーに秀でた“米血統”で、こうした意図に沿って配合されたものと推察できる。
もちろん、やみくもに軽い血をあてがえばいいというわけではない。軽さを追求する作業はある意味、父の良さを削ることにもなりかねないので、微妙なサジ加減が求められる。その点、母ジンジャーパンチは4歳になって大成したように成長力も十分(5歳時も8戦5勝)。さらに母の父オーサムアゲインも4歳時の1998年ブリーダーズCクラシックを優勝。これは欧米統一チャンピオン決定戦とも言うべきレースで、同世代の準3冠馬で同年のドバイWCも制したシルバーチャーム、同年のキングジョージ6世&クイーンエリザベスDSの勝ち馬スウェインらを撃破している。このオーサムの父系はデピュティミニスター、ヴァイスリージェントを経てノーザンダンサーにさかのぼれることから、米血統の中では比較的骨っぽいラインなのだ。
早熟な牝馬という点を差し引いても、ルージュバックは父の重厚さが前面に出過ぎることなく、かつ淡泊にもなり過ぎずと、絶妙の血のバランスから誕生したと言えようか。となればスタミナ面や先細りの不安など皆無。少なくともその血が汚名返上の妨げになることなどあり得ない。【関連記事】最終更新:5月20日(水)22時17分
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